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ポトスの徒長を解決!伸びすぎた茎を剪定して復活させる方法

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ポトスの徒長を解決!伸びすぎた茎を剪定して復活させる方法

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こんにちは。観葉スタイル、運営者の「まさび」です。

毎日お世話をしているポトスがいつの間にかヒョロヒョロと長く伸びてしまい、葉っぱの間隔がスカスカになって困っていませんか。

それはポトスの徒長と呼ばれる状態で、日光不足や水のやりすぎなどが原因で起こる現象です。そのままにしておいても元の姿には戻らないため、思い切って剪定や切り戻しを行い、環境を見直す対策が必要になります。

今回は100均グッズを使った支柱での仕立て直しなど、誰でも簡単にできる対処法をご紹介します。

ポイント

  • ポトスがヒョロヒョロと間延びしてしまう本当の原因
  • 徒長したポトスを復活させるための具体的な剪定手順
  • 切った茎を捨てずに再利用して増やす方法
  • 再発を防ぐための置き場所や水やりのコツ

ポトスの徒長が起きる原因とサイン

ポトスの徒長が起きる原因とサイン

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ポトスはサトイモ科の植物の中でも特に強健で、初心者でも枯らしにくい観葉植物の代表格です。

しかし、室内で長く育てていると「あれ?なんだか形が崩れてきたな」「買った時はこんもりしていたのに、今はダラリと伸びてしまっている」と感じることがありますよね。

茎ばかりが伸びて葉がついてこない、あるいは葉が小さくなってしまう状態は、植物からの明確な「SOSサイン」かもしれません。

まずは、なぜそうなってしまうのか、その植物生理学的なメカニズムと、見逃してはいけない具体的な症状について詳しく見ていきましょう。

日光不足と避陰反応の関係

日光不足と避陰反応の関係

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ポトスが徒長してしまう最大の原因は、ズバリ「日光不足」です。これには植物特有の生き残り戦略が深く関係しています。

植物は、目には見えなくても光の色や強さを敏感に感じ取っています。特に重要なのが「赤色光」と「遠赤色光」のバランス(R/FR比)です。

自然界において、他の植物の葉陰になると、光合成に有効な赤色光が上の葉に吸収されてしまい、下の葉には透過力の高い遠赤色光が多く届くようになります。

ポトスなどの植物は、この光のバランスの変化を「フィトクロム」という光受容体で感知し、「近くに邪魔な植物がいる!このままでは光が当たらない!もっと背を伸ばして光を探さなきゃ!」と判断します。

そして、茎を急激に伸ばすホルモン(ジベレリンやオーキシンなど)を大量に分泌し、葉を広げることよりも、とにかく茎を上に、あるいは横に伸ばすことに全エネルギーを集中させます。これを専門用語で「避陰反応(ひいんはんのう)」と呼びます。

室内で育てていると、人間には「照明があるから明るい」と見えても、植物にとっては光合成に必要な光量が圧倒的に足りず、「薄暗い森の底」と同じような状態になっていることがよくあります。

人間の目は性能が良すぎて暗い場所でも順応してしまいますが、照度計で測ってみると、窓から少し離れただけで光量は数分の一に激減しています。

その結果、ポトスは「ここは暗い場所だ」と認識し、光合成を行って栄養を蓄えることよりも、茎をひたすら伸ばして明るい場所へ脱出しようとするサバイバルモードに入ります。これが、ヒョロヒョロとした姿になってしまう本当の理由です。

本来、熱帯雨林の木漏れ日の下で育つポトスにとって、レースのカーテン越しのような、明るく柔らかな光が十分に当たる場所が不可欠であり、そこから外れると徒長のスイッチが入ってしまうのです。

水のやりすぎも徒長の要因

意外かもしれませんが、「水のやりすぎ」も徒長を加速させる大きな要因の一つであり、光不足とセットになることで症状を劇的に悪化させます。

植物の細胞が大きくなる仕組みには、「細胞分裂」と「細胞伸長」の2つがあります。

徒長は主に後者の「細胞伸長」によって引き起こされます。細胞の中に水分が吸い込まれ、その圧力(膨圧)によって細胞壁が風船のように引き伸ばされることで茎が伸びるのです。

もし土が常に湿った状態で、根から無尽蔵に水分が供給され続けると、植物の細胞は常に水分でパンパンに膨らんだ状態になります。

この「水ぶくれ」のような状態で光不足のストレスが加わると、細胞の引き締めが効かなくなり、縦にばかりズルズルと引き伸ばされてしまいます。

その結果、節と節の間隔が間延びした、組織の軟弱な締まりのない株になってしまいます。これを人間で言うところの「水太り」のような状態とイメージするとわかりやすいかもしれません。

窒素過多には要注意

特に注意したいのが、肥料の与えすぎです。肥料の三要素のうち、葉や茎を育てる「窒素(N)」成分が多い肥料を、光が足りない環境で与えすぎると、植物体内の炭素(C)と窒素(N)のバランス(C/N比)が崩れます。

炭水化物が不足しているのにタンパク質合成だけが進み、徒長がさらに加速する「栄養成長の暴走」が起きてしまいます。

暗い場所で水と肥料をたっぷりと与えるのは、植物を軟弱なモヤシっ子に育てているようなものなので、絶対に避けましょう。

茎がひょろひょろ伸びる症状

茎がひょろひょろ伸びる症状

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では、ご自宅のポトスが健康なのか、それとも徒長してしまっているのか、具体的にどんな状態なら診断すべきでしょうか。チェックポイントを詳しく解説します。

最もわかりやすく、かつ決定的なサインは、茎の節間(せっかん:葉っぱと葉っぱの間の茎の長さ)が不自然に長くなることです。

健康に育っているポトスは、節がギュッと詰まっていて、数センチおきに次の葉が出てくるため、全体的に葉が密生したボリューム感のある姿になります。

しかし、徒長が始まると、この節の間が急に伸び始めます。以前は2〜3cmだった間隔が、5cm、あるいは10cm以上も開いてしまい、まるで針金のような蔓(つる)だけが長く伸びて、その先にポツンと葉がついているような見た目になります。

こうなると、植物全体のシルエットがスカスカになり、観賞価値が著しく低下します。

また、茎の太さにも注目してください。新しく伸びてきた茎の先端部分が、根元の古い茎に比べて極端に細く弱々しい状態になっていないでしょうか。

健全な成長であれば、先端に向けて徐々に太くなるか、少なくとも同等の太さを維持しますが、徒長した茎は栄養が足りていないため、指でつまむと簡単に潰れてしまいそうなほど軟弱になります。

こうなると、茎の組織(維管束など)も未発達で強度が足りないため、自分の葉っぱの重さすら支えきれなくなります。結果として、茎が上や横に向かうことができず、鉢の縁からだらしなく垂れ下がってしまうのです。

これを「ハンギングに向いている」と勘違いしてしまうことがありますが、本来のポトスはもっと力強く蔓を伸ばす植物です。

葉が小さくなるのも徒長の特徴

茎の変化だけでなく、「葉のサイズと色」にも明らかな異常が現れます。

植物が成長するために使えるエネルギーには限りがあります。徒長したポトスは、生き残るために「光のある場所まで茎を伸ばすこと」に全エネルギーを投資している状態です。

そのため、葉を大きく育てたり、厚みを出したりするためのエネルギーが残されていません。その結果、新芽が出るたびに葉がどんどん小さくなっていく現象が見られます。

「最初は手のひらサイズだった葉が、最近出てくる葉は親指くらいの大きさしかない」という場合は、典型的な徒長の症状と言えます。

さらに、葉の色や模様にも変化が現れます。

ゴールデンポトスやマーブルクイーンといった斑入り品種の場合、本来なら美しい黄色や白の斑(ふ)が入りますが、光不足の環境下では、植物は少ない光でも効率よく光合成を行おうとして、光を受け止める「葉緑素(クロロフィル)」を必死に増やそうとします。

葉緑素は緑色をしているため、結果として斑の部分が塗りつぶされ、葉っぱ全体が緑一色になる「先祖返り」のような現象が起きてしまいます。

逆に、あまりにも光がなさすぎて葉緑素の合成すらできなくなると、今度は葉全体の色が薄くなり、黄色っぽく退色して落ちてしまうこともあります。

葉が小さくなり、斑が消えたり色ツヤが悪くなってきたりしたら、それは「もう限界です」という植物からの悲鳴だと受け止め、環境を見直すタイミングだと言えます。

そのまま放置しても直らない理由

「今は冬だから仕方ない」「春になって明るいベランダに出せば、伸びた茎もまた太くなって、節の間も縮まるかな?」と期待する方もいるかもしれません。

しかし、ここで残念な事実をお伝えしなければなりません。一度徒長してしまった茎の組織が、後から太くなったり、伸びた節が縮まって元に戻ったりすることは、植物生理学的にあり得ません。

植物の成長は「不可逆(ふかぎゃく)」です。一度形成された細胞壁がリグニン化して固まってしまえば、その形は固定されます。

つまり、ヒョロヒョロに伸びた部分は、一生ヒョロヒョロのままなのです。

環境を良くすれば、これから新しく伸びる「先端部分」は健康に育ちますが、根元の徒長した部分が治るわけではないため、先端に重い葉がつくと、細い茎が耐えきれずに折れてしまうリスクも高まります。

また、放置することのデメリットは見た目だけではありません。徒長した組織は細胞壁が薄く軟らかいため、アブラムシやカイガラムシといった吸汁性害虫にとって、口針を刺しやすい格好の餌食となります。

さらに、表皮が薄いため病原菌も侵入しやすく、軟腐病や立ち枯れ病などの病気にかかるリスクも格段に跳ね上がります。

実際に、農林水産省の資料においても、日照不足が作物の軟弱徒長を引き起こし、病害虫への抵抗力を低下させることが示唆されています(出典:農林水産省『農業生産における気候変動適応ガイド(施設野菜)』)。これは観葉植物であるポトスにも全く同じことが言えるのです。

したがって、徒長したポトスを元の美しい姿に取り戻し、健康に育て続けるためには、自然治癒を待つのではなく、次にご紹介する物理的な「外科手術(剪定)」を行い、リセットすることが唯一かつ最善の解決策となるのです。

ポトスの徒長を切り戻しで解決する

ポトスの徒長を切り戻しで解決する

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徒長してしまったポトスを再生させる唯一にして最強の方法、それが「剪定(せんてい)」、一般的には「切り戻し」と呼ばれる作業です。

「せっかく一生懸命伸びたのに、切ってしまうのはかわいそう…」「もし切りすぎて枯れてしまったらどうしよう」と不安に思い、ハサミを入れるのを躊躇してしまうかもしれません。

しかし、安心してください。ポトスは観葉植物の中でもトップクラスに生命力が強く、再生能力(萌芽力)に優れた植物です。

むしろ、徒長した弱い枝をつけたままにしておく方が株全体の負担になります。古い枝を切り落とすことで、植物は「頂芽優勢(ちょうがゆうせい)」という成長のロックが外れ、眠っていた脇芽が目覚めて一斉に成長を始めます。

切ることでむしろ若返り、以前よりもこんもりとした元気な姿を取り戻すことができるのです。これは植物にとっての「アンチエイジング治療」だと考えてください。

どこで切る?剪定位置の目安

どこで切る?剪定位置の目安

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剪定を行う上で最も重要かつ失敗できないポイント、それは「ハサミを入れる位置」です。適当に切ってしまうと、そこから芽が出ずに枯れ込んでしまうこともあります。

ポトスの新芽は、葉の付け根にある茎の膨らんだ部分、いわゆる「節(ふし)」の成長点からしか出てきません。節のないツルツルした茎の途中からは、絶対に芽は出ないのです。

具体的な手順は以下の通りです。

  1. まず、株全体を観察し、徒長が始まっている部分(節間が広がり始めた箇所)を見つけます。
  2. その部分より根元側の、まだ葉が密についている健康で太い茎の部分まで目線を下げます。
  3. 残したい一番上の葉の付け根(節)を確認し、その節の5mm〜1cmほど上の部分でスパッとカットします。

ポイント:節を残すことが絶対条件!

「節」こそが生命の源です。節を残さずにギリギリで切ってしまうと、成長点がなくなってしまい、その茎は二度と伸びません。必ず「新芽を出させたい節」を確保して、その上で切るようにしてください。また、切るときは細胞を潰さないよう、切れ味の良い清潔なハサミを使うのが鉄則です。

剪定を行う時期としては、ポトスの成長が最も旺盛になる5月〜7月頃がベストです。気温が20℃〜25℃あるこの時期なら、切ってから2〜3週間もすれば、切った節の脇から可愛い緑色の新芽が顔を出してくれます。

逆に、気温が下がる冬場にバッサリ切ってしまうと、成長が止まっているため傷口が塞がらず、そこから株全体が弱ってしまうことがあるので、冬の剪定は枯れた葉を取り除く程度に留めましょう。

剪定の詳しい位置や、写真付きの解説、注意点については、以下の記事でもさらに深く解説していますので、作業前にぜひ一度目を通してみてください。

ポトスの増やし方に適した切る場所の選び方や挿し木での注意点

切った茎を水差しで再生させる

さて、切り落とした「徒長した茎」ですが、これをそのままゴミ箱に捨ててしまうのはあまりにももったいないです。確かに形は悪いかもしれませんが、その茎の中にはまだ命が宿っています。

実はこの茎を使って、新しいポトスの株を無限に増やすことができるんです。

最も手軽で、初心者の方でも失敗が少ない方法としておすすめなのが「水挿し(みずさし)」です。土を用意する必要もなく、コップ一つで始められます。

水挿しの具体的なステップ

  1. 茎の切り分け(挿し穂の作成) 切り取った長い蔓を、節を1〜2個含むように短く切り分けます。この時、節から少し出ている茶色い突起(気根)があれば、それは将来の根っこになる部分なので、大切に残しておきましょう。
  2. 下葉の処理 水に浸かることになる下の方の節についている葉は、全て手で優しく取り除きます。葉が水に浸かると、そこから腐敗菌が繁殖し、水が腐る原因になるからです。上の方の葉は、光合成のために1〜2枚残します。葉が大きすぎて蒸散(水分の蒸発)が激しい場合は、葉を半分にカットするのも有効なテクニックです。
  3. 水への投入 ガラスのコップや空き瓶に水道水を入れ、茎の「節」がしっかりと水に浸かるように挿します。メネデールなどの発根促進剤を数滴垂らすと、成功率がグンと上がります。

これだけで準備は完了です!直射日光の当たらない明るい場所に置いておけば、早ければ1週間、遅くとも1ヶ月ほどで、節の部分から白いひげのような新しい根っこ(水根)が伸びてきます。

水管理のコツ

水は毎日交換して、常に新鮮な酸素を供給してあげましょう。特に夏場は水温が上がりやすく雑菌が湧きやすいので注意が必要です。冬場に水挿しをする場合は、冷たすぎる水はストレスになるので、常温に戻した水を使うのが優しさです。

根が十分に(5cm以上)伸びたら、観葉植物用の土に植えて新しい鉢植えに仕立てても良いですし、そのままハイドロカルチャー(水耕栽培)としてキッチンやトイレに飾るのも素敵です。

親株を剪定してリフレッシュさせつつ、子株も増やしてお部屋をジャングル化できるなんて、一石二鳥どころの騒ぎではありません。

100均グッズで支柱を作る

100均グッズで支柱を作る

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ポトスには、ある面白い性質があります。それは、地面を這っている時は葉が小さくなりますが、何かに掴まって上に登り始めると、茎が太くなり、葉が巨大化していくという「登はん性」です。

本来の自生地では、大木に張り付いて数メートルもの高さまで登り、葉の大きさが1メートルを超えることもあります。

この性質を逆手に取り、支柱(サポート)を使って上に登らせるように仕立て直すと、徒長を防ぎつつ、これまでとは見違えるほど立派なポトスに育てることができます。

でも、園芸店で売っている専用の「ヘゴ支柱」や「ココナッツ支柱」は意外と高価ですよね。

そこでおすすめなのが、どこの街にもある100円ショップのアイテムだけで作る「DIY簡易モスポール(水苔支柱)」です。

アイテム(全て100均)用途と役割
園芸用支柱 (緑色のプラスチックポール)支柱全体の骨格となる「芯」です。土に刺す部分の強度を確保します。
鉢底ネット (プラスチック製)これを筒状に丸めて外郭を作ります。網目が粗いので気根が入り込みやすいのが利点です。
乾燥水苔 (園芸コーナー)水で戻してネットの中に詰めます。保水性が高く、気根がここに活着して水を吸います。
結束バンド (インシュロック)ネットを筒状に固定したり、支柱とネットを合体させるのに使います。

DIYモスポールの作成手順

  1. 鉢底ネットを適当な幅(15cm〜20cm程度)にカットし、円筒状に丸めます。
  2. その筒の中心に園芸用支柱を通し、結束バンドで数箇所固定して骨組みを作ります。
  3. 水で戻して絞った水苔を、ネットの筒の中に隙間なくギュウギュウに詰め込みます。これで「湿った棒」の完成です。
  4. これを植え替えのタイミングで鉢の中央に立て、その周囲にポトスを植え付けます。
  5. 徒長したポトスの茎を支柱に這わせ、気根がネットの中の水苔に触れるように誘導し、麻紐などで優しく固定します。

この「モスポール」の凄いところは、気根が湿った水苔に根付く(活着する)と、そこから直接水分や養分を吸収できるようになる点です。

根っこからの吸い上げだけでなく、茎の途中からもエネルギー補給ができるようになるため、株の勢いが劇的に回復します。タワー仕立てにすることで、場所を取らずに立体的な緑を楽しむことができ、インテリア性も抜群に向上します。

タワー仕立ての方法や、市販の支柱の選び方については、こちらの記事でさらに詳しく紹介しています。

ポトスタワーの支柱選びと育て方の完全ガイド!巻き方のポイントは?

復活後の置き場所と光管理

剪定をして形を整え、支柱を立ててリセットしても、以前と同じ「暗い場所」に戻してしまっては、また数ヶ月後には徒長を繰り返してしまいます。

負のループを断ち切り、再発を完璧に防ぐためには、栽培環境の根本的な改善、特に「光の確保」が何より重要です。

ポトスにとっての特等席は、レースのカーテン越しに、柔らかい自然光がたっぷりと降り注ぐ窓辺です。具体的な明るさの目安としては、読書ができる程度の明るさ(1000〜2000ルクス以上)が最低限必要です。

季節ごとの光管理テクニック

【春・秋】成長期です。レースカーテン越しの窓辺でしっかりと光を当てましょう。

【夏】日差しが強すぎます。直射日光に当てると、葉が焼けて茶色くなる「葉焼け」を起こします。窓から少し離すか、遮光率の高いカーテンで調整してください。

【冬】日差しが弱く、日照時間も短くなります。この時期は直射日光に当てても葉焼けのリスクは低いので、できるだけガラス越しの日光浴をさせてあげると喜びます。ただし、夜間の窓辺は冷気で急激に冷え込むため、夜だけは部屋の中央に移動させるのがポトスへの愛情です。

「うちは北向きの部屋だし、どうしても日当たりが確保できない…」という方も諦めないでください。最近では、植物育成用のLEDライトが安価で手に入ります。

これをスポットライトのようにポトスに当ててあげるだけでも、徒長のリスクを大幅に減らすことができます。1日8時間〜10時間程度ライトを当てれば、太陽光の代わりとして十分に機能します。

また、水やりに関しても「土の表面が白っぽく乾いてから、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと」という基本を徹底し、常に土が濡れている状態を作らないようにしましょう。

乾湿のメリハリをつけることが、引き締まった健康な株を作るコツです。

置き場所の選び方や、季節ごとの細かい管理方法については、以下の記事に詳しくまとめています。

ポトスの育て方を室内で失敗しないための基礎知識と成功ポイント

ポトスの徒長は剪定で改善しよう

ポトスの徒長は、植物が枯れかけているわけではなく、「もっと光が欲しい!」と必死に環境に適応しようとした、彼らなりの健気な努力の結果です。

ですから、「育て方が悪かったんだ」と自分を責める必要はありません。むしろ、ポトスの声に気づけたことをポジティブに捉えましょう。

「形が悪くなったから」と諦めて処分してしまう前に、ぜひ思い切って剪定を行ってみてください。ハサミを入れる瞬間は少し勇気がいりますが、その一手間がポトスを救います。

環境を整えてあげれば、ポトスは驚くほどの生命力で応えてくれ、数ヶ月後には見違えるような美しい新緑の葉を展開してくれるはずです。

切った茎を水に挿して窓辺に飾れば、お部屋のあちこちでグリーンの輝きを楽しむことができ、生活空間がより豊かになります。

ぜひ、今回の週末にでも、愛するポトスのメンテナンスと「再生手術」に挑戦してみてくださいね。あなたのポトスが、再び元気な姿を取り戻すことを心から応援しています。

ポイント

  • 徒長の根本原因は「日光不足(避陰反応)」と「水のやりすぎ(徒長成長)」の複合技。
  • 節の間隔が5cm以上に広がり、葉が小さくなったり、斑が消えたりしたら要注意サイン。
  • 一度徒長した茎は二度と元に戻らないので、「剪定(切り戻し)」が唯一の解決策。
  • 切る位置は必ず「節の5mm〜1cm上」。適期は5月〜7月だが、冬以外なら可能。
  • 切った茎は「水挿し」で簡単に増やせる&100均支柱でタワー仕立てにすると再発防止に効果的。

本記事で述べる一部のメカニズムは現時点で一般的な園芸知識や公開文献に必ずしも裏付けられたものではなく、実践的経験に基づく仮説的説明を含みます。最新の研究や環境条件によって結果が異なる場合がありますので、参考情報としてご活用ください。

  • この記事を書いた人
パキラを持つ運営者

まさび

『観葉植物のある暮らしスタイル』管理人のまさびです。失敗から学んだ実体験と深い知識で、観葉植物の育て方(特にパキラ)を優しく解説。あなたのグリーンライフを応援します。

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